こんにちは!RABIMAX管理人らびです!
本日ご紹介するのは蜉蝣の大祐率いるthe studsです。
メンバーは大祐(ex.蜉蝣)、aieとゆきの(ex.deadman)、そして響(ex.kein)の4人で、
全員が前に所属していたバンドが有名でした。
蜉蝣時代とはうって変わって、
エログロの歌詞ではなく、詩的な世界観が素敵なバンドでした。
ジャンルもハードなものではなく、オルタナティヴ・ロックに分類されるようなものになっており、
ハードな楽曲が好みではない人にもおすすめできる、いわゆる一般的なバンドでした。
しかし、その中でも演奏や歌唱などは秀でており、
一度聞くと耳に残るフレーズが多かった印象があります。
活動期間はおよそ2年間ほどで、休止になります。
休止中に大祐が死去したことでもう2度と再会されることはないバンドになってしまいました。
しかしながら、二枚のフルアルバムを発売しており、
特にセカンドアルバムは今でも自分の好きなアルバムトップ10にいれてもいいと思っています。
ファーストアルバムは、「and hate」。
セカンドアルバムは「alansmithee」。
ファーストアルバムでは、「虹の色」、「漂流の花」などが好きですね。
セカンドアルバムはめちゃくちゃ好みで初回盤を探して探して購入しました。
「alansmithee」というアルバム名も好きで、
アランスミシーというのは架空の映画監督の名前です。
なんでも映画が完成して監督がその映画の監督だと名乗りたくない場合や、
なんらかの事情で映画監督がいなくなった場合に使われた架空の人名だそうです。
話がそれました(⌒-⌒; )
セカンドアルバムはぜひこの記事を読んでくださった方には聞いてほしいのですが、
1曲目「after this introduction」からの2曲目「ナタリー」へと秀逸につなぎ、
3曲目「スパイダーネスト」から6曲目「置き手紙」で一連の流れをつくり、
サビがキャッチーな7曲目「闇のち雨」で勢いつけるかと思いきや、
8曲目「帳」〜10曲目「贖罪の羊」でさらに聞かせる楽曲を披露し、
そして11曲目で蜉蝣へと回帰したような「瀟洒傀儡」で一瞬激しくなり、
ラストナンバー「あの音」で静かにアルバムを締めくくる。
アルバムとして聞きたいとここまで思わせるものは多くありません。
曲それぞれに個性があり、どれも普遍的で素晴らしいものだとは思いますが、
アルバム「alansmithee」として聞くことでさらに楽しめます。
シングルだった「スパイダーネスト」や「闇のち雨」をアルバムの前半〜中盤にかけておき、
最後もシングルで締めくくるやり方がとてもにくいです。
セカンドアルバムにしてこれほどの出来栄え(メンバーが熟練揃いだとしても)は圧巻でした。
できることなら活動を再会してほしかったです。
私が再始動を期待していた一番のバンドでした。
しかし、その夢ももう叶いそうにありません。
大祐が残してくれた二枚の素晴らしいアルバムを、
この記事を読んでくださった方が一人でも聞いてくれれば嬉しいです。
以上、RABIMAX管理人らびでした。
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